賞金の高いレースや世界最高峰のレースに勝利することを目的とする競馬関係者は当然のようにいますが、どの国の競馬関係者もダービーを目指しているのは基本中の基本です。多くの人はダービーでいかに勝つかを考え、そこから逆算してレースを走らせています。調教師にとっても、馬主にとっても非常に重要な価値があり、限られた人しかなることができない、まさに特別なレースとなっています。
騎手にとっても同じことであり、どれだけうまい騎手であっても勝てない人は何回やっても勝てません。一方、初めて参加したような若手騎手がいきなり勝ってしまうことがあるのもダービーの特徴です。もっとも運のいい馬が勝つとも称されており、出走するだけでも結構大変であり、抽選をくぐりぬけて出走し、それだけで満足という人もいるほどです。こうしたことからも、競馬関係者の多くが憧れをもち、大ベテランであってもなかなか栄光をつかむのは難しいというのがよくわかります。
POGなどで若いうちから馬を見守る人などはその世代に愛着を持ち、その世代の活躍を見守ろうとします。そうしたことも競馬の醍醐味であり、競馬を楽しむ上での基本であり、より深く楽しむことができます。