準サラ 競馬の基本

準サラ

近年の競馬はサラブレッドと呼ばれる血統の競走馬が基本となっています。サラブレッドの発祥はイギリスで長い年月をかけて競走馬として作り出されました。そもそもサラブレッドとは純血を意味する言葉だそうです。そして競走馬としてサラブレッドであるという定義は連続して8代に渡りサラブレッドが高配された競走馬とされています。

しかし近代競馬より以前はサラブレッド以外の血統の競走馬がいました。その代表格がアラブ血統です。アラブはアラビア半島の原産馬で歴史はサラブレッドより古く、馬の全ての品種の中で最古のものとされています。そのためサラブレッドが主流になる前はアラブ系の競走馬による競馬も行われていました。

しかしながらサラブレッドのほうが競走馬としての能力が高いため交配においてもアラブ血統の馬にサラブレッド血統の競走馬を交配することが増えていいきました。そのため、血統のくくりとして、アラブ血統以外に、アラブ血量が25%以上の馬であるアングロアラブという血統が出来ていきました。この血統のことを準サラと呼ばれアラブ系のレースには参加できませんでした。その後昭和49年の登録規定の改定で準サラはサラ系とされ品種が統合されました。