バドック 競馬の基本
競馬を予想するときは、調教やデータ、血統など、様々な参考材料があります。しかし、競馬予想の基本と言えるのは、レース前に周回するバドックです。バドックでは、これからレースに出走する馬たちが、厩舎関係者に引かれ同じところをぐるぐる回っています。下見所と言われることもあるように、ファンがレース前に出走馬の状態を確認できる場所です。
バドックに登場した出走馬を見ていれば、様々なことが分かります。毛ツヤから調子、動きからは精神状態、体型から理想の体重であるか、さらには馬の糞から体調に問題がないかなど、初心者には分かりにくいところばかりですが、専門家になると多くのことを見て取れるのです。調教でも状態を把握することは可能ですが、基本的にレースの数日前なので、そのタイミングから変わっていることはよくあります。
また、データや血統はあくまでも字面だけで、実際の馬は無関係です。確かにどの参考材料も競馬予想には重要ですが、レース前の状態ほど重要とは言えないでしょう。ですから、競馬予想をして馬券を購入するなら、レースの前に実施の馬を確認するのは基本です。現地やテレビで確認できる機会があるなら、見てから馬券は購入しましょう。
スポーツベッティングの競馬
スポーツベッティングは海外競馬のオッズだけはなく、国内の人気レースにもオッズがあります。例えば有馬記念や天皇賞(春・秋)、宝塚記念です。その他のG1レースなど多数があります。
日本の競馬といえば、一般的には馬券売り場で馬券を買ってかけるものであるというイメージが強いでしょう。
スポーツベッティング 競馬ならば、日本国内の競馬も楽しむことができます。
ブックメーカー会社は、18世紀頃にイギリスの競馬場で始められた賭けで、独自に算出したオッズを提示し、予想投票を募集するという極めてシンプルな内容で、的中者には配当が支払われます。
1つだけ日本の競馬とは大きく異なる点として、ブックメーカーでは運営会社がオッズの方を決めており、賭けた時点でのオッズが適用されることになります。例えば、オッズが4倍の状態で賭けたのであれば、たとえその後にオッズが変動したとしても、当たった時には4倍の配当が得られるのです。
インターネットが普及して以降、日本を含めヨーロッパ以外の地域からも多くの人がスポーツベッティングを利用しています。
スポーツベッティングの競馬では、数ヶ月も前から賭けることができるのですが、早めに賭けた方がいいのか、あるいは直前に賭けた方がいいのかは、状況によっても異なるので一概には言えません。研究をして、ベストなタイミングで賭けるといいでしょう。
用語 競馬の基本
競馬用語は専門的な用語も多く、また特殊であることから競馬初心者の方にとっては意味がわからないと感じている人も多いのではないでしょうか。レースを予想するにあたって新聞やテレビなどを参考にしようと思っても、競馬用語がわからないとその意味も理解できないので基本的なことだけでも覚えておくと今後のレース予想に役立ちます。テレビなどでよく耳にする馬場状態ですが、馬場状態には良馬場、稍重、やや重、重馬場、不良馬場があります。
良馬場というのはサラブレッドがレースを行うにあたり、芝コースやダートコースともに走行に問題がない馬場のことを指します。また天候の影響で雨が降った場合は、やや重、重馬場となりますが、これは雨によって水分を含んでしまうのでサラブレッドのパワーがいる馬場になったり、ぬかるんで不良馬場となります。
競馬初心者にとって馬場状態なんてそれほど関係ないのではと感じる人もいますが、馬はとても繊細な生き物なのでほんの少しの変化でも走る気をなくしたり、得意な馬場状態でなければ実力を発揮することができない馬も多いのです。馬場状態は馬券予想にも大きく関係しているので、どの馬がどの馬場に合っているかということも考慮して買い目を決めることが大切です。
ゲート 競馬の基本
競馬で問われるのはスピード、血統、パワー、器用さなど様々なことが言われますが、もっと重要なものがあります。それがゲートです。基本中の基本でもあり、これがダメなことで能力のすべてを発揮できなかった馬は山のように存在します。スピード、パワー様々なものが備わっていたとしても、ゲートが下手、もしくは難のある馬であれば能力のほとんどは発揮できないと思ったほうがよさそうです。
ゲート試験というものを競馬の際にはクリアしなければなりません。この試験は何度も行われるため、苦にする馬はとても苦にします。元々、馬は狭いところを嫌う傾向にあり、こうした所に入ること自体嫌がるのは当然です。ここで挫折をする馬はレースに出ることすらできないため、そのまま引退、もしくは地方でやり直すことになりますが、なかなか克服するのは難しいのが実情です。
レース本番で嫌がれば、再審査ということになります。そして、何度も嫌がればお客さんの目の前で再審査ということになり、それだけレースに出る間隔が延びていきます。基本中の基本であり、ここさえなんとかしてしまえばレースを走らせることができるため、馬の調子以前にここの訓練を何度もこなす厩舎も存在します。